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お腹にいる命と腫瘍
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それが、腫瘍を発見する前の出来事。黒尾との子供を身ごもった時の話。そんな事があったなーと、ぼんやり天井を見ている夜久が今いる場所は病院だ。今日は、腫瘍の事について、そしてお腹の子供についてだ。
「夜久さーん。診察室へどーぞー。」
看護士と思われる人に呼ばれて、母親と仕事を早退した父親と一緒に診察室へと入った。
ガラガラ
夜「失礼します。」
先「はい、どうぞ。こんにちは。」
夜「こんにちは。」
そこに居たのは、腫瘍について診察してくれた先生と、赤ちゃんについて診察してくれた産婦人科の先生がいた。
先「今日は、分かってると思うけど、腫瘍と妊娠してるその子についてのお話しなんだけど…。」
夜「産みます、絶対に。」
母「衛輔…。」
先「…やっぱり、そう、だよね。」
夜「…はい。」
先「分かった。でも、無理はしてほしくない。」
夜「…はい。」
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