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出会い
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今日もまた、上履きを隠された。
もういい加減、上履きを下駄箱に入れるのは止めよう。
そんなことを思いながらトボトボと歩いた。
「アイツ、来たぞ」
小さな囁きが聞こえてくる。
今日は何をされるのだろうか。
「よぉ、清水」
「………お、おはよう…浅倉くん…」
この浅倉こそが、全ての根源。
いじめの主犯格だ。
僕が何をしたというのだろうか。
「お前、上履きは?」
「……無くした…」
「ださっ」
浅倉はケラケラと笑った。
どうせ隠したのは浅倉なのに。
ケラケラ笑っていた浅倉の顔から、笑顔が一瞬で消える。
「ちょっと来いよ」
「…え、うわっ…」
突然現れた男子生徒数名に羽交い締めにされた。
どう考えても体格差があり過ぎる。
身動き一つ取れなくなってしまった。
そのまま、誰も居ない空き教室に連行された。
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