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七瀬『僕ですよ。』
またオドオドしている。
夏波『どっどうして…?』
‥…
七瀬『僕は学園を支えるために来ました。それには、嫌われていたほうがやりやすいのです。
親衛隊長になり、守るために。』
これは、あながち間違っていない‥…が
本当はー
夏波『だけどッ辛くないの‥…?』
意味がわからなかった。
たかが嫌われるだけ。
七瀬『なにがですか?
ほら、戻らないと心配されますよ。』
夏波さんは寂しそうな顔をした。
夏波『埋め合わせで選ばれた僕なんて心配されませんよ?』
ハァ‥…
僕は内心ため息をついた。
七瀬『貴方にはあの生徒会の皆様がそんな方たちに見えているのですか?』
夏波『そんなことッ!!!』
七瀬『ですよね?なら、信じないと。』
夏波補佐『ぁ‥…はい。
っていうか、なんで僕には媚を?』
七瀬『それは、初めて学園内で会いましたし、協力してくれそうですしね。』
夏波『協力‥…?』
七瀬『えぇ。
今のところは予定ないですがね。』
夏波『そうですか…僕で良ければ。』
七瀬『有り難うございます。』
夏波『では、僕は行きますね。』
そう言って生徒会室に戻っていった。
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