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殴られて目の前がチカチカする中、周りを見てみる。
ここに居るのは僕と新武さんだけ。
新武『よく聞けや?俺以外の生徒会役員は外出中。
だから今ここに居るのは、お前と俺の二人だけ。』
そう言う新武さんの目は怒りにまみれていた。
七瀬『何する気ですか、痛いですよぉ。』
あくまで僕はいつも通りを装う。
新武『八尋は寮で授業を休んだ。』
へー。
新武『親衛隊の奴に襲われたからや。』
どうせ、挿入ぎりだろうね。
それで僕をどうしようと?
林道が誘った後に演技で、だろ?
けれど、そんなこと新武さんは知らない。
新武『お前が命令したんだろ?』
悪い人ではないんだろうけど…
七瀬『新武さんは違うと言っても信じれる性格じゃ無いでしょう?』
現に殴られたし。
新武『あぁそうや…なんで俺達生徒会は友達が出来ないん?』
苦しそうな瞳で訴えられる。
そんなの親衛隊がある時点で終わってるし、自分で守ろうともしないからでしょ…
気が付くと新武さんは僕の上に乗っていた。
逃げようと思ったが、脳震とうが起きていて動けない。
スマホも取られた今、本格的にやばい。
七瀬『あの、何しようとしてるんですか?』
新武『そんなの決まってんだろ?
同じ目に合わせるだけだ。』
想像するとゾクリと背筋が凍った。
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