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七瀬『えぇ…仲良くなって慕ってもらって…
たくさん話しかけた後、捨てられて…
見放されて…そのおかげで周りの関係ない人までつられて離れていく…怖いでしょう??』
昔のように…
家族に慕われて
愛されて
友達に襲われて
父さんや兄さんに襲われて
助けだった母さんはおかしくなって
あんなにしつこかった父さんや兄さんには見放されて…
おまけに捨てられて。
死にたくなるほど怖かった、あの時。
紅華『そんなことするやつ此処にはいねぇよ。』
なぜ、断言できるの??
七瀬『そんなのわからないでしょう!?』
どうしようもない気持ちで怒鳴るもピシャリと言
紅華『俺達をナメるなよ。』
七瀬『っなめてなんか…』
紅華『お前は此処に来て今まで何を見ていた?』
あっ…
僕を実の子供のように愛してくれる和哉さん。
僕に本物の笑顔を戻そうとする今の親友達。
そして、
僕を抱き締めてくれた会長。
七瀬『か、ぃちょ…ぅ…ぅう…グスッ』
紅『いいやつばっかだろ?お前は本当に兎だな…』
やれやれと、でも少し安心した顔で頭を撫でられる。
七瀬『ッヒック…うさ、ぎ…じゃ…グスッ』
紅華『あぁそうだな…泣き虫お姫様ってとこか?』
会長はふわりと微笑んだ。
なぜか
ドキンッ
と胸が高鳴った。
七瀬『ぉ、お姫様じゃッ///////』
紅華『おっ、泣き止んだけど真っ赤だな。』
七瀬『真っ赤じゃっ…///ぅう…』
指摘されて更に赤面するとトドメの一言を放った。
紅華『俺はそっちのほうが好きだぜ。』
七瀬『えっ?』
紅華『雰囲気と話し方。』
七瀬『っ頑張ってみます…///』
紅華『あぁ。』
会長の微笑みは綺麗で天使だ…
ドキンッ
心臓が変…なんでだろ。
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