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任せてくれないでしょうか
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七瀬『電話相手は‥…兄さん、でした』
紅華『どうやって電話番号を…』
柳『…内部…か?』
和哉『…恐らくな。』
紅華『…内容、聞いてもいいか?』
七瀬『…はい。
僕を追い出したあと、異常な愛を僕に向けていた父さんは
追い出した母さんを殺害して、
刑務所‥…。
僕のせいなんですって。
僕が追い出されたから。
そして、
もう痛い思いもさせないよって。
父さんいないから、
兄さんは気持よくするだけだって…
あんなに可愛がってあげたんだもん、帰ってきてくれるよねっ?
って。』
和哉『…帰るつもりではないよな?』
七瀬『…たぶん。
この前、同級生とチンピラ共が僕の所に来ました。
兄さんに家を潰すぞとおどされたのでしょうね。
僕が殴られなければあの子は‥…。
なのでおとなしく殴られることにしたのです。顔を殴らないという条件付きで。』
紅華『…さっきのは、そいつらか‥?』
和哉『…さっきの?』
柳『…見せるしかないかと』
僕は頷いて、上半身裸になる
和哉『ッ、それで、ピアノを‥…?』
七瀬『…はい。
僕のよみはあたっていたそうです。
気絶して目を覚ましたあと
電話が来たんです。
兄さんから。
いうことをきなかったら、
周りの人がどうなるかわかんないよって。
でも、それでは身が持たないし、
安全確保のためにお話をしました。』
紅華『…理事長。』
和哉『何だ?』
紅華『…この案件、俺に任せてくれないでしょうか。』
和哉『…なぜだ。』
紅華『許せないです。
それに俺は七瀬に恋をしました。
守りたくてしょうがない。』
和哉『…まぁ、紅華くんのとこだと、
安全だろうな。
相思相愛か‥…
何かできる事があるならば言ってくれ。手を貸す。』
紅華『有り難うございます。』
七瀬『…危険なのに?ダメだよ…』
紅華『…なめられたら困るな。今の俺は東郷より権限があるんだぞ?』
七瀬『…あの人は精神がおかしい』
紅華『…承知のうえだ』
七瀬『…』
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