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1日目。謎の生命体登場。3
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「遠い」
「ほんとに、杏黄は引きこもってたんだな」
コクコクと、煉の問いに頷く
立派なひきこもりに加え、お世話は父の秘書さんや父と母にやってもらっていた杏黄
ぶっちゃけ、動くのが嫌すぎて煉に引っ張られ気味
「杏黄ちゃーん!
僕にもたれてもいいんだよぉ?」
「桃が潰れそう」
「杏黄ちゃん軽すぎるからいけると思うけどなぁ?」
杏黄ちゃんと体重10kgは余裕で違うのにぃ。と少し拗ね気味な桃を見ながら煉の安心感にはまさらないのだよ。と心の中で訴える
煉の次は碧かなー。なんて考えていると、校舎がちらっと見えた
「デカイ」
「見るの初めてだっけ?」
「ん」
返事は短く、首だけ動かせばまた小動物みたいだと泊に撫でられる杏黄
潔癖症はいけるのだろうか?と思ったけど触ってるのだかいけるのだろうか
「昨日、寮にはすぐ来たのー?」
「んーん
気付いたら理事長室に居て、気付いたら寮にいた」
「杏黄ちゃんらしいねー」
そーかなー?なんて思いながらも、時間が遅いからか人に注目されないことに安堵を覚える
昔から、人を避け、注目をされること無く過ごしてきたけど、絶対煉とか彗とか注目を浴びてきた人種だ
だって、顔はカッコイイし。
髪の毛派手だし
なんかみんな変だし
でも、いいやつだし
僕とは大違いだなー。とふと5人を見上げる
こんな僕が居てもいいのかな。なんて考え出したらキリがない問題を頭に浮かべながら校舎に入っていった
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