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よろしく…?クラスメート
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席に座っていれば自然と時間は過ぎていき、チャイムがなる
同時に、ガラガラっと教室のドアが開き入ってきたのはカラフルな人
おそらく先生なのだろうが、目に悪い格好
真っピンクの髪に黄緑のメッシュが入ってる毒々しい髪色
白衣のおかげで、マシになったかと思えば、中のシャツは真っ赤
はっきりいってダサい気がする
「ぉっ、堀野宮か?
お前職員室来いよー」
「何言ってるんですかー
杏黄ちゃんが動くぐらいならテメーが動けー」
だって、泊がいいって言うからーと思いながら、泊のほうを向けばさらっと毒づいた泊
わー、可愛い顔して辛辣ーなんて思いながらも、先生と泊の口喧嘩を見守る
だって、割って入ったら面倒くさそうなんだもん…
「はー、こいつのどこがふわふわなんだか」
「もぉー、先生ってば冷たいですー
ねー、みんなー」
「お前はまわりに頼るな」
「うるさいでーす」
やれやれって感じに、先生が諦めてやっと口喧嘩がとまった
おぉ、泊もいがいとやりおるーなんて考えながらぐでーんと机につっぷす杏黄
だが、そんな杏黄を許さない意外にも真面目な担任だった
「はい、堀野宮くん
前に来てねー」
「せんせー、キモイですー」
呼ばれたことにより、顔を上げるがその顔がはっきり見える前にすかさず泊が毒づいたので担任の視線は泊に向いた
それに、チャンスとばかりに泊とは反対に座った彗が杏黄の前髪を降ろす
なんだとばかりに、彗を見上げる杏黄
普段ならその顔にときめきまくる彗だが前髪のおかげでわかりにくく、これなら大丈夫だと頷く彗
実は昨日のうちに、さくっと杏黄の父から「杏黄の顔は絶対に隠れるように」と念を押されていた
もちろん、それには大賛成の過保護達ズ
担任に見つかる前に、さっさと隠したのだ
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