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よろしく…?クラスメート3
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「杏黄ちゃん、疲れたの?
甘いもの食べるー?」
自己紹介を終え、1限目が終わった休み時間
あまりにもげっそりした杏黄を見かねて、泊がお菓子を持ってきた
それを見て少し目を輝かす杏黄
どうやら、甘いものが好きだったらしい杏黄に良かったと安心した泊
実際好きかどうかは分かっていなかった
「ありがとう」
「いーえー
疲れちゃうもんねー」
ねーと言いながら、周りを見渡す泊
いまだに、ひそひそと話すクラスメートにいい加減飽き飽きしてきたのだ
少しでも、気にならないようにと杏黄の周りに集まっている過保護ズ
杏黄の紹介も紹介だったと思い煉が立ち上がる
「おい」
過保護ズの中でもまだ常識人な煉だが、クラスメートからすれば話しやすいのだがなんせ見た目が怖い
普段は温厚なのだが、今の雰囲気は少し怖く思わず後ずさるクラスメート
そんなクラスメートに、しまったと思いながらも煉は続けた
「すまんが、こいつ凄いめんどくさがりでな
基本しゃべる時も顔で喋ってる
まぁ、凄いめんどくさがりなだけで基本いい子だから
この問題児よりはいい子だから、そんな邪険にはしないでやってくれ」
珍しく長々としゃべる煉に驚いたクラスメートだが、あの常識人の!あの問題児達を纏めあげてる煉が、大丈夫と言うのなら大丈夫なんだろうと納得したクラスメート
そんなクラスメートの視線はだいぶ和らいだ
あと少しの視線は珍しいものを見る目だ
そんな煉を終始見ていた桃と泊は大爆笑
なんで笑ってるの?元気ーなんて考えながら、2人を眺めつつ彗から餌付けされてる杏黄
碧は杏黄に乗っかりつつ、お菓子を貰っている
そんな自由すぎる4人を見てため息を吐いた煉は杏黄の前に座った
「お前は能天気だなー」
「????」
能天気って、どこが?と言葉にはせず首をかしげる杏黄
そんな杏黄に可愛い可愛いとお菓子を与え続ける彗にいい加減お腹がいっぱいになったのか杏黄が首を降って止めた
そんな杏黄に悲しげに餌付けをやめる彗
そんな彗を笑ったのは腹黒組、桃と泊
あいもわからず、騒がしい奴らだ。とぼーっと眺める煉は杏黄と碧と3人微睡んでいた
ちなみに、問題児3人組はぎゃーぎゃーと喧嘩中だ
その後授業が始まったが、基本自由組のこのクラス
杏黄のまわりに過保護ズが集まったまま授業が行われた
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