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重なる1
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「……ん」
ふと目を開けると、そこには携帯を弄る翔真の姿……ではなく、千里が居た。
「…千里?」
「おー起きた?お前サボんなら俺に声かけろよー。一緒にサボったのにさ!」
「あー…わりぃ」
一瞬、見間違えた。
重なったその姿は、全然似ても居ないのに翔真に見えてしまった。
髪色も体格も、違うのに
「千里、ちょっとお前俺のこと殴ってくんね?」
「えっ、お前そっち趣味?」
「ちげーよ、馬鹿」
ただ、目を覚まして欲しかったんだよ
淡い期待なんてしないように。
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