アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
拉致
-
ツンと鼻を刺激する薬品の匂い。
直接、肌に伝わるコンクリートの床の冷たさ。
そして、手足に感じる拘束感。
ーーここは、どこだ?
うっすらと目を開けると、先ほどの長身で細身の男が涼真の隣に座っていた。
そうだ、あの時僕、拉致されて…
つまり、ここは、誘拐犯の家だということなのか…?
どうしよう、と思い、ふと自分の体に目を移すと、涼真は全裸で横たわっていることに気づいた。
「え!?」
「ん?目が覚めたのか、涼真くん。いきなり大きい声出すなよ」
男が涼真に向き合う。
「えっ…何で俺全裸なの…?…ふぇ、……ひっ…く、怖い……っ…」
涼真は目を潤ませている。
男はその様子を見て、何故か気まずそうに目を逸らした。
「……そういえばお前、可愛い声で啼くんだってな。見るかい?」
男は、鞄からノートパソコンを取り出し、起動すると、動画のフォルダを開き始めた。
『ひゃ……っ…!…ん、っ……んん、…!…だ……ぁ…、め……っ…』
『……和、哉…!』
動画の中には、アナルをひくつかせ、ぐちゃぐちゃの顔で快感に浸りながら、ただただ喘いでいる涼真がいた。
みるみるうちに涼真の顔が赤くなる。
「………どういうこと…だよ……今すぐその気持ち悪い動画を消せよ変態!!」
男は変態と言う言葉に耳をピクリと動かした。
「…変態、か。アナル弄られるだけであんなに気持ち良さそうに喘いでいる涼真くんこそ変態なんじゃない?……あれえ?涼真くん、どうして勃っているのかな?」
涼真のものは、卑猥な動画を見たせいか、むくむくと大きくなっていく。
「いや…っ!!これ、は……っ」
涼真が太腿をこすり合わせて勃起したものを隠そうとするが、男の手によって阻まれる。
「…あまりにも涼真くんがエロいから勃っちゃったなあ………ねえ」
男が涼真の耳元に顔を近づける。
「…俺と楽しいことしようよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 92