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恋人とのキス
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来夏の細くて長い指が涼真の顎にかかる。
あまりの優美な仕草に、目を奪われていると、視界が暗くなった。
ーー来夏が涼真にキスしたのだ。
「…んっ……ッ…ふ、ぁ……」
和哉の情熱的なキスとは違い、優しく涼真を思いやるような控えめなキス。
ふと、来夏と和哉のキスを比べている自分がいることに気づき、はっとする。
…最低だ。
こんなことまで、比べるなんて、最低すぎる。
次第に嫌悪感に苛まれ、来夏のキスを拒絶すると、来夏は傷ついたような顔をした。
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