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リリ、人間界へ行く!2
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暗闇の中。
リリの身体はキラキラしている。
今いるのは遥か上空。
下にはキラキラとネオン。
「あ、服だ…。どうしよう…」
空中で、ひゅるひゅると落ちて行きながら、考える。
今の服装は、ボンテージファッションと人間界では言うらしい。
(どうしよう。このままだと、多分、だめだよね)
う〜ん、と考えながらリリは、街を眺める。
(あ!)
そう思ったのは、街を歩く人間の女の子の服装の種類が多い事。
リリはその中でも、真っ黒のふわふわしている女の子の服装に目を向けた。
そして、ボンテージファッションの子も見つけた。
(人間界でもああいう子が居るんだね〜)
だったら、これで大丈夫かな?と、思いつつ街に降りる事にする。
人気の無いところを選んで、ふわっと着地をする。
そこは路地裏。そこから、人ごみの多い方へと歩いて行く。
街中にでると、ショーウィンドーに自分の姿が映る。
そこで、自分の服装を街中の人間と比べてみた。
(けっこう、紛れて…る?)
よし、と胸を撫で下ろし、リリは颯爽と歩く。
それを見る街を歩く人々。
リリは見られている事に気がつかない。
「おい、あれみろよ。めっちゃビッチ!」
「やべーな。声かけてみる?」
「無理っしょ。相手にしてもらえねーよ。」
リリの服装は、全身真っ黒のボンテージ。
すべて、ギリギリの範囲でしか隠されていない。
すこし、あとすこしで見えそうだが…。
靴はヒールが高いブーツ。
髪の色はピンク。ツインテールにしている。
顔立ちは…
「でも、顔からしてキツそうじゃね?性格が」
そう、リリの顔はキツく見えるそうだ。
ループのようなあまい顔では無い。
「ぜってぇドS!だよな〜」
そんな声が聞こえてきた。
(言いたい事ばっかし言ってぇ〜)
リリは、ぷんぷん怒りながら道を歩いていた。
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