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今日は厄日か何かか?
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どうやら、紫藤君は本気なようだ。
どうしよう・・・(^^;
僕にどうしろって言うんだ!でも、紫藤君、目潤み出してるし、あー!もう!
「ごめん、僕そっち系じゃないんだ。でも、よかったら、友達からならない?」
僕は彼の真剣さに負けそう言った。すると、
「本当!?嬉しいよ!断られるかなーとは思ってたけど、友達になれるなんて!夢みたいだ!ありがとう!これからよろしく。俺のことは彬って呼んでよ!だから、彰太って呼んでいい?」
パアアァァァっと効果音がつきそうほど嬉しそうな顔で一気に言った。凄いグイグイ来る・・・
「う、うん。いいよ。」
「じゃあ、彰太!今日、一緒に帰ろう!」
「お、おう。」
若干、押し負けしながら約束を交わした。
その日の放課後事件は起こるのである。が、そんなこと知るよしもないのである。
放課後になると、彬君が僕を迎えに来た。
「彰太!帰ろう!」
教室がザワツク。やっぱりな。
「おー、帰るか」
すると誰かが物凄いスピードで教室に入ってきた。
「おい!テメー、俺達の可愛い弟に気安く帰ろうとか言ってんじゃねー!」
「そうだよ。彰太、僕達と帰ろう。ていうか、こいつ紫藤彬だよね。何でこいつが彰太と帰ろうとするの?」
今日、アメリカから帰ってきた兄さん達だった。
「え、兄さん達どうしたの顔怖いよ?ソイツは友達だよ!」
僕が必死にそう言うと、
「俺は紫藤彬です。彰太の友達です。だけど、彰太のことが好きです。俺のものにするつもりなんで、よろしくお願いします。」
と、彬は笑顔で言った。すると、兄さん達は明らかに、不機嫌さがました。
どうなるんだろう・・・。僕には不安しかなかった。
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