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捕獲
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…なんて、どこかの国のコトワザ(?)とやらを用いて
脱兎の如くと言っても、所詮は手負いの兎(?)
ものの見事に追い付かれました。
がっちりと掴まれた腕は振り払えそうにない。
「ハア…ハア…なんで、毎回毎回、逃げるんだ…ハア…」
「…ハア…もう…ハア…構わないで下さいと、言ったはずです…」
「それは無理だな」
それまでの息切れが嘘のようにキッパリハッキリと言いきられた。
「っ、なんなんですか貴方は!」
「お前にこの街を案内しようと思う」
「…は? 何ですか唐突に」
「俺はお前の事が知りたい。だからお前にも俺を知ってもらう」
「…………………はい?」
待て待て話が飛躍し過ぎて付いていけない。
「そうと決まれば早速行くか」
「何を決めたんですか!第一俺は行くなんて言ってませんから!!」
「まずは服からだな。服屋へ行こう。ああ、金なら心配するな」
「そういう問題じゃ…「遠慮はいらない」」
「遠慮なんて最初からしてませんよ!!」
「なら問題無いな」
「有りまくりですよ!ちょっ、離してください!」
10㎝近い身長差の歩幅で半ば引きずられるように連れていかれる。
取り敢えず
話を聞けぇ!!!!!
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