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やっと解放された時には、俺はグッタリしていた。
落とした景品はあの場にいた人達に貰ってもらった。
良いのかと言われたけれど、俺こそ使わない物をあんなに貰っても困るので
是非と答えた。
「お疲れだな。」
そんな状態の俺を面白おかしそうに見てくる奴は睨み付けてやった。
「でも、本当に凄い腕だったな」
「刃物の扱いは割と得意なので…大した事じゃありませんよ」
賞賛される事にあまり慣れていなくて素っ気なく返してしまう。
「それでも、素晴らしかったぞ」
まるで自分の事のように喜んでいる彼を見ていたら
なんだかくすぐったい気持ちになって、顔を見ずに呟いた。
「…あ…りがとう…ございます…」
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