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琴線 sideアイセ
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『暇潰し』
その単語を聞いた瞬間、
何かがスゥッと冷めるような感覚がした。
「………お前らのような、お前らなんかが…………お前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らがお前らが…………」
ぶつぶつと譫言(うわごと)のように呟き出す俺を見て連中はたじろぎ始めた。
「お、おい、何かヤバくないか?」
「き、急に様子が…!」
「あ、ああ…」
どんどん頭の中がドス黒いモノに支配されていく。
腕を振り上げようとした時、それを誰かに掴まれた。
何かを阻止するように引っ張られて、誰かの背中に庇われた。
「そこまでだ」
(この声は…どうして…………?)
────……
───…
「おい、大丈夫か?」
「…あ、……はい」
ハッとして状況を確認すると、既に誰もいなかった。
「あいつらなら退散してもらった」
「そうですか…」
ぼんやりとしている間に追い払ってくれたようだ。
手間を掛けさせてしまった…
「…アル。何をしようとした?」
「え?」
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