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スリーピース4
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小口は同学年からしてみれば小柄な方だ。
身長を大きく見せるためにいつもツンツンと立てている赤茶色の髪の毛も今は入浴後のためぺたりと寝かせている。
大きな瞳を縁取る長い睫はよく見るとビューラーを使ったようにくるんと上を向いており、いたずらっ子のようにくるくる変わる表情を一層愛らしく見せている。
薔薇色の頬に小さな唇。
いつも悪友としてつるんでいたが、こうしてまじまじと見てみると小口は結構可愛らしい顔をしている。
寝間着用に着た小口の白いTシャツの下にうっすらと透けて見える二つの薄ピンク色を見ながら、知らぬ間に大月の喉は上下していた。
「……何か、お前エロい乳首してんな」
「き、気持ち悪ぃーこと言うなよー!」
大月の変態発言に小口は顔を顰め、先ほど飛んできたティッシュ箱を大月に投げ返す。
ぽすっと大月の肩にあたったティッシュ箱がそのまま床に落ちる。
大月は思った。
今日の自分はおかしいのかもしれない。
いつも煩いだけの悪友がちょっと可愛いく見えてしまうのだ。
男相手にそう感じてしまうのはゲイビデオを観たせいかもしれないが、小口のTシャツの下が無性に気になってしまう………
ちらりと小口の表情を窺うと、視線に気付いた小口が胸元を手で隠しべーと舌を出す。
ーーー可愛いじゃないか!
そんな大月の肩に手を置き、中道がうんうんと同意するように頷いた。
「大月の気持ち分かる!俺も前から小口の乳首めっちゃピンクだって思ってた」
「は!?中道までやめろよー」
小口が心底嫌そうな声をあげる。
「小口、気づいてないの?男子の中じゃ結構有名だぞ。見せてみ。めっちゃピンク色だから」
中道がにじり寄り小口のTシャツの裾を掴んだので小口は身を捩る。
「ん、やだ……そんなの普通わかんないだろー。」
しかし、中道に背後に回られると抵抗する間もなくシャツを胸の上まで捲くし上げら、小口の二つの突起が外気に晒された。
「ほら!すっげピンク!!なんか可愛いし」
中道の言うとおり白い肌の上を飾るように桃色の小さな二つの粒がちょこんと並んでいる。
「ばか!可愛いとか嬉しくないし!!ってか恥ずかしいからもうおしまいー」
「いいじゃん。減るもんじゃないし」
意識していなかった部分を改めて指摘されると恥ずかしいもので、小口がシャツを下ろそうと引っ張る手を中道がそうさせないように掴んで阻む。
右手でシャツを掴もうとすると手首を掴まれ、左手で胸元を隠そうとするとパシりとはたかれる。
小口が恥ずかしがる姿に中道は完全に面白がっている。じゃれあうような二人の攻防は端から見れば男二人がいちゃついているようにも見えた。
「ほーれほれ」
「くっそー」
「ってか、小口もっと太れよ。手首細っ」
「うるせー」
じゃれあううちにとうとう小口は後ろ手に両手首を押さえられ、グンと胸を突き出すような形になってしまった。
ちょうど自分の前に突き出された小さな桜色の粒に大月は思わず息を呑む。
「お、大月ぃ……!ちょっと助けてぇ…」
身を捩りながら抵抗しているせいか、息も途切れ途切れに助けを求める小口をしばらく凝視していた大月。
はぁはぁと小口が吐息を吐く度に、薄い胸板が上下し桜色の粒がふるりと震える。
ごく……
今まで食い入るように小口を見つめていた男がゆらりと動いた。
「………中道、そのまま小口押さえてろ」
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