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初めての…
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「怜司は初めて会った奴の告白をOKしたんだ?」
「な、何怒ってんだよ
別に良いだろ俺の自由だ」
ここで負けたらダメだ
辛うじて残っていたプライドという理性をかき集めて睨み返す。
そしたら怒ってるのにどこか哀しそうな目をしていて…
気が付けばフニッと柔らかい感触が唇に当たった。
けど、それは一瞬で…
「んっ」
がぶりと唇をかまれてまるで食べられてるような錯覚に陥った。
「んぅ~~~!」
抵抗を試みるが、あっさりと両手の自由は利かなくなる。
脚は上に乗っかられて、動かせるのは、ひざ下だけ
酸素を求めて、わずかに唇に隙間ができた瞬間口を開けば、待ってましたとばかりに舌が口内に入ってきた。
「んっ……んぅ…」
口内を掻きまわしてくる舌に翻弄されて、うまく酸素を取り込めず抵抗する力も、頭も上手く働かない。
視界もぼやけてるせいか、耳に入ってくるくちゅくちゅとやらしい水音がやけに大きく聞こえる。
どれくらいの時間が経ったのか……
酸欠どころか、殺そうとしてるんじゃないかってくらい長く繋がれた接吻は互いの間に銀糸を紡いで離れていった。
「言っただろ
お前は俺だけ見てればいい」
なんとか荒い呼吸を整えていたらぼそりとそんなことを呟かれた気がした。
けど、それはまた激しい接吻によってかき消された。
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