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賢者タイムというもの
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「ウッ───!!!」
あっという間に高みに昇ってしまった俺は
あろうことか圭太の手の中に出してしまった。
そして訪れる賢者タイムという名の地獄。
「童貞だとしても早いにもほどがあるだろ」
白く汚れた手をじっと見た後、やっと俺の上から降りて机のティッシュで淡々と手を拭く圭太を前に俺は情けなさでモノをしまうことも忘れてソファーの上で膝を抱え縮こまって、手で顔を隠して羞恥に震えた。
「うっさい!」
何が悲しくて幼馴染みに、しかも男に襲われてその手に出さなきゃいけねぇんだよ!
情けないやら恥ずかしいやら訳が分からない
ツンと鼻が痛くなって目の奥がジワリと熱くなった。
どうしてこんなこと……
「そんなに気持ちよかった?」
──────!!!!
み、耳元でしゃべりやがった!!
「フッ……
耳もいいんだ?
顔は真っ赤、涙まで流して…」
目元を親指で拭われた。
誘い上手だな
そんな囁きと共にまた唇が塞がれた。
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