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コイバナ
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「あ、怜司じゃん!今日は早いのな」
「おー、はよぅ
まぁちょっとな」
クラスメイトのまだ仲のいいやつが教室に入ってきてそこから他の人たちもちらほらと教室に入ってきた。
「なになに?浩介と顔つき合わせて…恋バナ?あ!昨日の子がそうなのか?!」
この話はここで終わりだな……
「中らずと雖も遠からずってとこやね」
二ィッと意味深に笑う浩介に目をさらに輝かせてる。
「おぉ!!あの子可愛かったもんな!
これで怜司もリア充の仲間入りかぁ
俺も仲間に入れろよ~」
ガシッと頭を腕で掴まれたかと思ったら、グーで頬をぐりぐりと抉られた。
手加減してくれてるから痛くはないけど…
アハハ~と笑って言葉を濁した。
まさかその女の子に腐女子と言われて男に…圭太に襲われたなんて言えるかよ
その後、なぜか俺に彼女ができたという話題がクラスでもちきりになった。
そして、圭太とのカップル疑惑が晴れて圭太の周りにはさらに圭太を慕う者たちが詰めかけたとかなんとか……
おかげで休み時間に会うこともなく、ホッとした。
どんな顔してあいつの前に行けばいいのかわからないから。
告白とか、金的とか……まぁいろいろな意味で会いたくない。
一番割合が大きいのは大魔王様が怖いってとこだけど
この調子で放課後もどうにかして乗りきれないものだろうか……
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