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いやいやいや!落ち着け
鍵は掛けてるし、電気も付けてない。
ノックするってことはここに俺がいるのを知ってるやつ。つまりここに鍵を渡してくれた先生ってことだ。
「す、すみません
まだ用があるんですけ…っ!!!」
なんで魔王様がここにいる!!!!!?
しかも不気味なくらいにっこりと笑ってる。
ゆっくりと後ずさると、同じテンポで歩み寄ってくる。
怖い!!俺の脳内は“恐怖”の文字で埋め尽くされていた。
そして後ろ手でドアを閉めて、ご丁寧に鍵までかけた魔王様にいつの間にか壁際に追いやられて、逃げ場を失った俺はもう半泣きだ。
「あぁ…またそんな顔して
また襲われたいのか?」
するりと頬を撫でられた。
まぁなんとも形容しがたい色気を振りまいて…
獲物を見つけた肉食動物みたいな瞳が怖いくらいに俺を捉えていた。
「い、いいいい言っとくけどな!!
き、昨日の金的はお前が悪いんだからな!それにちゃんと謝ったんだからその点はもうチャラだぞ!!」
そのセリフだけで体力を大幅に消耗してしまって、息が荒くなる。
かつて魔王様との対峙にこれ程体力を消耗したことがあるだろうか?
いや、あるわ
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