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嘘なんてついてない
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「う、嘘なんてついてないよ」
言葉を掻い摘んで話しただけで…
「ならどうして目を合わせない
後ろめたいことがあるからだろ」
「う、後ろめたい事なんてない!」
ただ怖いんだって!
「なら俺の目をみろ」
グイッと顎を掴まれて無理やり視線を合わせられた。
あぁ…この瞳苦手なんだよ
動けなくなって視線も逸らせない。
つか近い!!!!
嫌でも視界に入るその形のいい唇が昨日の出来事を思い出してしまう。
~~~~~~~!!!!
「嘘なんてついてない!!」
ゴツッ────
いっぱいいっぱいになって今度は頭が出た。
おでこがジンジンいってるけど耐えて走り出した。
あぁ…やっちまった……
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