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デート。だったら良かったのに
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「あのぉ…
お話を聞けるのは嬉しいんですけど、宇佐美くんはどうしたんですか?
昨日から一緒に居るとこを見かけないんですが…」
俺は今あのドストライクの子とお茶している…と言ったらいいのだろうか…
とにかく学校から少し離れたチェーン店のカフェにいる。
一見すれば、デートなのに…デートじゃないんだよな……
学校まで来ていた桃華ちゃんに圭太と一緒に居ないことを不審がられて、ついでに連絡先の交換とかお話をしましょうということになって今ここにいる。
やっぱ可愛いなぁ…桃華ちゃん
「いやぁ…
それが俺にもよくわかんないんだよね」
でも、腐女子目線で俺が好きなだけで、俺を好きなんじゃないんだよね…
トホホ…
「なにかあったんですか?」
なにか……
まぁあったっちゃああったけど、流石に女の子の桃華ちゃんには話せないしな…
男同士の恋愛が好きとは言ってたけど、まさか襲われたなんて話せないよ
「まぁ俺らも高校生だし、いつも一緒に居るわけじゃあねぇからな」
「でも私、去年の夏ごろからお2人のこと見てますけど、2日以上、しかも登下校全部一緒に居ないいない事なんてありませんでしたよ?」
わお、すごい観察眼。
まぁそう言われればそうかもしれないな。
よっぽどのことがない限り女避けさせられてるから…
「連絡先も交換したことですし、早く仲直りしていいネタ提供してくださいね!」
う~ん…可愛い!
心の中でグッと親指を立てた。
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