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間が悪い
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あぁ……
俺はなんて間が悪いんだろう…
ちょっと足をのばして買い物しようと思っただけなのに……
派手な女子の集団がうるさくてうつむき加減で避けたのが悪かった。
まさかぶつかった相手が圭太とかどんな因縁なんだよ
でもこんなに近くに来たの久しぶりだなぁとか他人事みたいに圭太の顔をまじまじと眺めてしまった。
圭太も辛うじて王子様スマイルを保っているものの、若干目を見開いて驚いていた。
「ちょっと~!
ちゃんと前見て歩きなさいよ~」
「圭太くん大丈夫~?」
「痛いとこない?」
あ~……
「すみません」
めんどくさいタイプの女の子たちだ。それにこーゆーのはだいたい胸がない。それか盛ってる。ついでにまつ毛も…
つまり興味がないタイプの女子。(俺の勝手な分析だけど)
こういうのは下手に刺激せずさっさと立ち去るのが一番だ。
そう思って立ち去ったはずなのに、どうしてほぼ視界の届くところにいるんだ?!
そりゃあ大型ショッピングモールとはいえ同じ建物の中だから再三すれ違ったりするのもおかしくはないのかもしれない。大型とはいえ街の規模とは比べ物にならないんだから。
会わないようにするにはここから出ないといけない。けど、俺の買い物はまだ終わってない!
あぁ!!!ムカムカする!!!!
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