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王様ゲーム
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「王様は星を描いてるから~
じゃあはい!」
円の中心に入ってニコニコ笑いながら順番に割りばしを引かせる長谷。
4番か……
雑な字でわざわざカタカナで“ヨン”と書く辺りこの中で一番楽しんでるのが、ものすごく分かる。
「じゃあいくぞ!おーさまだーれだ!」
「…………ん?あ、僕だ」
浩介……今一瞬寝てたよね?
「えーっと……じゃあ3番と7番がモノマネで」
よ…よかった…
モノマネなんてできない
「うわ!早速当たったぁ!」
長谷か……当たったっていうのに楽しそうだな
「…じゃあナカセンのモノマネいっきまーす!
フッ……そんな簡単な問題も解けないのか
それともあれか?手取り足取り教えて欲しくてわざとしてるのか?」
わぉ…めっちゃ似てる
その意外すぎる無駄に高いクオリティにおぉ!とどよめきが起こった。
声真似だけじゃなくて、隣にいた後藤も巻き込んで顎クイまでしてる。
けど俺ナカセン(中谷先生)苦手。微妙に魔王様に言動が似てるのと、教師の癖に男たらしだから
しかもその理由が惚れさせた方が手懐けやすいから。偶然とはいえ聞いてしまった話に俺はますます嫌悪を抱いたものだ。
「じゃあ、この流れで顎クイされてる怜司のマネな」
おい…
しかももう一人後藤だったのか
いつも俺がギャーギャー抵抗してるのを低クオリティーでマネしてきた。俺、傍からみたらあんな感じなのかと思うとちょっとショック
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