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「ん?一晩よがってもっともっとって欲しがったからじゃない?」
「ふざけんな!もう止めてって言ってんのに止めてくれないからだろうが!」
「そうだっけ?何度も俺の名前呼んでもっとシてって言われた気がするんだけど?」
圭太の意地悪な声に昨夜の記憶が蘇る怜司は顔を真っ赤にさせた。
「~~~~!!そ、その後もう無理だって言っても止めなかったのは圭太じゃねぇか!」
そういう顔するからもっと意地悪したくなるってことにどうして気が付かないのかなと圭太は無意識に煽ってくる怜司を見下ろした。
彼シャツ……とまではいかないが、自分の少し大きめの服を着て、真っ赤な顔をして見上げる怜司にどうやったら欲情せずにいられるのだろうかと今からの行為に身勝手な理由をつけた。
「わ、わかった!!えっと…そのご馳走とやらやるからスんのは勘弁してくれ」
このままだと本当にされかねないと考えた怜司は未だわからない甘いご馳走とやらを差し出すことで事を逃れようとした。
「イイコ
じゃあいただきます」
その言葉と共に怜司の唇を塞がれた。
「んっ?!んぅ~~!」
啄むようなキスを数回繰り返す。そして完全に抵抗の色が消えた頃、怜司の唇を一舐めして離れたら、トロンと蕩けた顔をして、もう終わり?といった様子で見上げてきた。背筋がゾクゾクする。
「もっとしたい?」
いつもならあのままディープキスしてくる圭太が離れていったことに少し物足りなさを覚えた怜司は圭太の問いかけに、ハッと我に返った。
「な、なんでキス?!」
「真っ赤に熟した甘いご馳走…くれんだろ?」
そう言って唇に触れてきた圭太に怜司はやっと言葉の意味を理解した。
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