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俺は俺のもの
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またあの瞳だ…
俺をまっすぐに捉えて離さない
王子様の仮面の時も、魔王様の時も、大魔王様の時にもない瞳。
「お前は俺のだ」
俺はこの目が嫌だ
動けなくなる。浩介がすぐそばにいるのわかってるのに、目の前の圭太で頭がいっぱいになりそうになる。
「……お…俺は俺のだ!」
頭の片隅に残っていた理性を必死にかき集めて圭太を突き飛ばした。
「勉強しないなら出てけ!」
激しい運動したわけでもないのに、身体が酸素を欲して肩が上下する。
「フッ…フフフ……ハハハハハッ!!
お前本当に退屈しないわ」
また怒られるかもとちょっと身構えていただけに、身体を震わせて笑ってる圭太にちょっとだけあっけにとられた。けどすぐにからかわれていたんだと気付いて怒りでいっぱいになる。
「ふざけんな!俺をからかうのもほどほどにしろよな!」
「そう言うならからかわれない努力でもしてみろ
あぁ無理か
単細胞の猿だから」
ムッカーーーッ!!!!
「人を馬鹿にすんのも大概にしろ!この
猫かぶり!」
「…まだしつけが足りないようだな」
「ヒッ……!け、圭太だって悪いんだからな!こ、この話はもう終わりだ!とっとと勉強教えろ!」
「………はいはい」
な、なんだよ…
何嬉しそうに笑ってるわけ…?
「(僕、静かに去るべきなんやろか?そもそも僕いてんのわかってんのかなお2人さん)」
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