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心地良い場所
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「………はいはい
参った参ったコーサンだ
何もしねぇからゆっくり寝な
お前自分が思ってる以上に傷ついてるんだ
1人で寝かすわけねぇだろ」
あの瞳が消えて、頬を包んでいた手は頭に伸びて引き寄せられるようにして圭太の胸板に顔をうずめる形になった。そして子どもをあやすように頭を撫でられる。
やっぱここ好きだ
温かくていい匂いがする
そうこうしてるうちに睡魔が襲ってきて、頭がふわふわしてきた。
そういえばどうしてこの香水売ってる場所教えてくれないんだろ…?
入れ物もなんかオシャレだったし珍しい形だからすぐにわかると思ったのに、結局わかんなかったんだよな……
「けーた……
(この香水やっぱ)良い匂い………
(売り場教えろ~……)」
「お前なぁ……
結構ギリギリで耐えてんのに、煽ってんじゃねぇよ」
「ん~~…………?」
あ…お……ぐ?団扇?
あ……手、止まってる
「ん~……ちゃんと頭撫でろやボケェ…」
「?なんで?」
なん…で…?
「けーたの頭撫でんの好き~……」
「徹先輩に頭撫でられて喜んでたくせに」
「スー……スー………」
「まったく……降参つったろーが」
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