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目覚まし時計
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ピピピピ…と高いデジタル音が耳に入ってくる。
「ん゛~~……」
あ…さ……?
久しぶりに夢も見ずに熟睡してしまい、頭がぼや~っとして薄く目を開けたまま動かずにいると目の前でもぞもぞと何かが動いた。
「ねぇちゃん…今は冬じゃねぇんだから…勝手に入って……
入って…?」
冬によくされたねぇちゃんの夜這いだと思って思わずそんなことを口走ったが、ねぇちゃんは嫁に行った事を思い出した。
次第に開けてきた視界には明らかにぺったんこの胸板。覚えのある匂い。蘇る昨日の出来事……
「おはよう怜司」
……………
「おやすみなさい!」
居た堪れなくなって布団を頭から被る。
「いいのか?テ・ス・ト」
───!!!
「今何時?!」
ガバリと飛び起きて、時計を探す。
「朝の4時」
「なんで起こしてくれねぇんだよ!
数学が~~!!!!」
「だからこんな時間に起きるように目覚ましセットしてやったんじゃねぇか
あほ面さらしてる暇あるなら顔でも洗ってこい」
アホ…ッ!~~~!!!
こんな奴に構ってる場合じゃない!
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