アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
本能と理性
-
1人脱がされるがままなのが恥ずかしくて、思わず同じことを圭太にしてみた。上半身だけ…
けど間違えだった。久々に見たけど、立派な身体ですなホント
無駄がないというか………
あれか?細マッチョ?
男の身体なんて今まで腐るほど見てきたはずなのに直視出来ない。
この身体でいろんな女の子抱いてたのか…
なんか…
モヤッと…
「なに人の身体見て百面相してんだ?」
──!
急なドアップに驚いて後ろに手をついたら思った以上にベッドがふかふかしてて肘ついたままの中途半端な格好になってしまった。そのまま覆いかぶさるようにじりじりと詰め寄られる。
「ち、ちがっ!」
さっきまでの切羽詰まった感じがなくなって、今は多少余裕さえ感じられる。
さっきまでの圭太が本能で動く飢えた獣なら、今は理性が備わった飢えた獣
あれ?
より厄介じゃねぇか?
おでこから始まってチュッチュッとキスの雨が降ってくる。
「く、くすぐったいってば…」
口とか首とか以外にも腕や指先までくまなく口づけてきた。
その行為に以前言っていた言葉を思い出した。
“なんなら証明してやろうか?
お前は汚くなんてないって”
「バ、バカ!それは俺が大人しく寝る条件……」
「バカはお前だ
俺がしたいからしてんだ
全部俺が忘れさせてやるよ」
あぁ…ほんとに厄介だ…
ニッと口角をあげた圭太にキュンとしてしまうなんて…
俺は乙女か!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
178 / 662