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涙
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いつもと同じ、掌を頭に置いて指先でトントンとする撫で方にゆっくりとまぶたを上げるとゾクゾクと背筋を撫でるような色気を含んだ顔が目の前にあった。
「れい
全部入った」
「ほん…と?」
「あぁ」
よかった…
ホッとしていたらぽたりと雫が頬に落ちてきた。
それは一度じゃなくて、何度も何度も俺の頬を濡らしていく。
「……なんでお前が泣いてんだよ」
嬉しそうな困ったような複雑な顔してポタポタと涙を流していた。
「泣いてねぇよ」
分かり易いにもほどがある嘘をつくその濡れた目元に手を伸ばす。
「怜司のくせにムカつく」
唇を塞がれた。その言葉とは裏腹に唇は、俺を抱きしめる手は、すごく優しくて心地いい。
ナカに入っていた熱いモノがズルリと抜けた。
それと一緒にギチギチにまとわりついている肉壁が一緒にめくれる。
「ァア…ま、て…」
「ヤダ」
ゆるゆると腰が動いて抜き差しされる
「アッ…あぁッ…ッやァ……」
も…ほんとヤダ
ヤダとか言いながらあくまで俺のペースに合わせてる。
触れる手が、唇が、いちいち“好きだ”と訴えかけてきて
苦しいのに心地よくて
溺れていく──────
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