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過去4―目撃者
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恐る恐る目線を巡らせると、昨日旅の仲間に加わったばかりの新人が扉付近に立っていた。
レンは口に入れ過ぎてふやけたディン自身から口を離すと、欲情丸出しの顔で扉付近にいる新人―――シンを睨みつけた。
「勝手に人の部屋に入ってくんなよ。新人が」
「俺だってあんな声が聞こえなければ入って来なかったよ」
ギリギリと二人は睨み合いながら言葉を交わす。
「そいつ、お前の恋人なの?」
「っ!!ディンさんを見てんじゃねぇ!!」
全裸で横たわっているディンをレンはシンの目線から隠す為にシーツを慌てて被せた。
「誰も見てねぇよ、質問に答えろよ」
「……俺らの勝手だろ」
シンの質問に、レンは苦し紛れに答えた。
その姿を見たシンはニヤリと笑いを零した。
「付き合ってないな。…それなのに、お前は熟睡状態の奴を無理やりヤったのか?」
「……」
シンの容赦ない言葉に、否定出来ずにレンは俯く。
その様子を満足げに見ながら、レンに言葉を投げかける。
「そいつがこの事、知ったら、どう思うかな…」
「―――!!!」
レンはシンの脅すような言葉に目を見開いた。
「可愛い弟分の様な奴が自分のチンコにしゃぶりついてたなんて知ったら…」
「何が目的だ」
レンを煽るような言葉を投げかけるシンに、レンは睨みつけながら問う。
その言葉にシンはニヤリと笑い、そして――――
「俺の伴侶になれ」
そう告げた。
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