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月曜日の朝、先生は何事も無かったように教室にいて、ホームルームを終えると職員室に戻っていく。
俺は先生を追いかけた。
『先生っ』
そう呼んで振り返った先生は、少し困った様に笑って「どうした?」と、俺にたずねた。
『どうした?って…連絡…』
先生に、何で連絡くれなかったのか聞きたかった。
誰が聞いてるか解らないのに、捕まえた先生になぜ家に行ってはいけないのかと口にしてしまいそうだった。
先生はそれを察したかのように
「あぁ、相談な。昼休みに生徒指導室に来なさい」
それだけ言って、そのまま職員室に消えた。
解ってるんだ、学校では恋人のそれらしい会話なんてできるわけない事…
昼休み、先生に言われた通り生徒指導室に向かい、ドアの前に立っていた。
ノックをして、ドアを開けようとしたが鍵がかかっていて入れない
自分で来いと言ったのにいないとか…
溜息をついて教室に戻ろうとしたら、先生が息を切らせて走ってきた。
『あ、先生…』
「悪いっ遅くなった…」
『いえ…忙しかったんでしょう? 大丈夫ですか?』
「もう大丈夫」
鍵を開けて中に入って行くと、先生は「眩しいな」と言ってカーテンを閉めて、未だドアの前に立ったままの俺に向かって歩いてくる。
俺の目の前まで来て、俺の後ろにあるドアノブに手を伸ばすとドアの鍵をかけ、そのまま俺に抱きついた。
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