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この日、俺は例の秘策をより完成度の高いものにするため、帰り道にある本屋に立ち寄り数冊の雑誌を買う。
次の日は、とある専門店に行く。
ハロウィンが近いからか、店内は沢山の客で賑わっていて、その中で俺は1人念入りに好みの物と手触りを確認しながら商品を選んでいき、気に入った物を1つ購入して帰宅した。
そして、また次の日…
俺はとても男1人ではとても場違いな場所にいた…
周りにいる人達からの視線が痛い。
しかし、俺が考える秘策には必要な物だ、買わずして秘策は完成しない…
恥ずかしくても先生とのデートの為だと思えば恥ずかしさなんて…そう思っている俺に店員が助ける手を差し伸べてくれた。
「プレゼントをお探しですか? 宜しければご一緒にお探ししますが」
プレゼント、そう明確な言葉に救われた。
さっきまでの変態を見るような視線が彼女へのプレゼントと解った途端に少し暖かいものに変わる。
少し笑いが入っているが、先程の変態を見るような視線よりはマシだった。
選んだ物を可愛らしくラッピングしてもらい、俺はまた別の店へと入っていき、雑誌を読んでイメージしていた物を次々に購入していく、こうして木曜日の夜、秘策に必要な物を全て揃えた俺は帰宅後に自室で購入した全ての物をベッドに広げ、買い忘れた物が無いか確認した。
『完璧だ…これで大丈夫…後は土曜日これを先生に…』
金曜日、何時ものように先生は家に来るのかと俺に聞いたが、俺は朝から部活だしその後のデートの準備もしたいのでと言って断った。
断ることが無いからか先生は少し寂しそうにしていたが、俺は先生の家に行きたい気持を我慢して家に帰る。
家では食後に母に友達とハロウィンパーティーで使うからと嘘をついて土曜日に使う物の使い方の手順を教わった。
母はまさか息子にこんな事を教える日がこようとは…と、笑ったが丁寧に教えてくれて、意外にも上手だと鏡を見ながら褒めてくれた。
これで準備万端だ、あとは明日の午後を待つだけだ。
自分の着替えなんかをドラムバッグに詰めて、土曜日の朝早く家を出た。
先生の家に立ち寄り、学校に持って行くわけにいかないからとバッグを置かせてもらい、午前中は部活に励んだ。
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