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イチ…お前笑い過ぎだっ」
『だって、妹って…それに今度は弟だって、笑わないほうが可笑しいでしょ』
「最悪だ…もうお前と話したくない」
『もー…そんなに怒らないでよ、先生…スーツじゃないと幼いから仕方ないよ』
「気にしてるのに…悪かったな童顔でっ」
『え? 気にしてたの?』
俺は頬を膨らませて下を向くと
『ほら、そーゆーところ、大人には見えない』
「旅館にいる間、ずっとスーツ着てやる」
『それはナシでしょ、笑ってゴメンネ先生、機嫌直して?』
イチが俺の髪に触れる…
俺は下を向いたまま返事をしなかった
『喧嘩しに来たわけじゃないでしょ? ほら、機嫌直して』
イチの、俺をなだめるような優しい声に顔を上げれば、当然の様にキスをしてくれる
触れるだけのキスはすぐに唇から離れ
『機嫌直った?』
イチは俺にそう問いかける
「…まだ…直ってない」
俺の返答にイチは笑って、俺の頬を優しく両手で包み、何度もキスをする
「ん……ん…んっ! うっ んンッ! ちょっ…ちょっと待てっ」
『え?』
「何、服脱がせようとしてんだよっ」
『え?』
「え? じゃなくて、着いてすぐとかっ」
『いや、大丈夫ですよ、夕食の時間までだいぶありますから』
「そーゆー問題じゃなくてっ アッ…バカ…触んなって…」
『先生…暴れないで』
「アッ…や…だ…」
旅館に着いたばかりなのに、散々好き勝手されて、グッタリしている俺をイチは満足そうに、幸せそうに抱える
『先生、腰…大丈夫ですか?』
「大丈夫ならこんなにグッタリしてねーよ」
『あ、露天風呂入りますか? 温泉療法?』
「…お前…お前が無茶するからグッタリしてんのに、全く気にしてないのな」
『気にしてますよ、まだまだ時間はたっぷりあるのに、こんなんで先生にヘバッてもらっちゃ困りますから』
「まだまだって…何か想像しただけで怖いからっ 俺を殺す気か」
何だか身の危険を感じる旅行になりそうです。
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