アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
好きを見せて。8
-
卑猥な水音が室内に響く
それは静かな部屋にダイレクトで耳を伝う
「あ!ぁ…ふぁっ、!」
「気持ちいいの?」
「ぅ、ん!い…いっ気持ちいっ…ひぁ」
「淫乱」
楽しむような臨海の言動にすら体が痺れを持つ啓は絶頂に近付く
「もう限界?」
「んぅっセンセ…」
「じゃあ挿れるよ?」
「え?」
「力抜いてろよ」
「ま、駄目っあ!っ」
臨海の突然の一言に既に二度達している啓は頭が着いていかず制止を求めるばかりになる
「狭いね、可愛い」
「うるさっ」
「でも、好きなんでしょ?俺のこと」
「っ…ずりぃ」
話をする間にもゆっくりと後孔に入っていく臨海自身に啓は生理的な涙を流す
「大人は皆そんなもんだよ?優しくなんてしてあげれない」
「…俺、だから?」
「え?」
「優しくしてくれないの、余裕ないから?」
「…ずるいのはどっちだよ」
「ぅあ!?ひっ何」
「全部入ったから少しこのままで慣らそうか」
「っは、あ…」
「ゆっくり深呼吸して?大丈夫だから」
「阿久津、センセっ…」
臨海のモノが自分の中に入っていると思うだけで意識が飛びそうになるのを必死に我慢し臨海の名前を呼ぶ
「っく」
「ひぁ、おっき」
「お前、分かってやってないだろうな?」
「え、なにっぁ」
「なんでもないよ」
「ん、は…っ苦し」
「啓は初めてなのに俺のに、絡みすぎじゃないか?」
膝の裏を持ちグイッとあげると臨海は更に深く挿す
「っあ!っん?!」
「みーっけ…啓の“イイ所”」
「!!ちょ、やめ!センセッ」
「いいね、その呼び方ゾクゾクする」
「変態っ…ぁ」
「けど大好きなんだもんね、俺のこと」
「ぅあ!っセンセダメそこっ」
図星を付かれると啓はきゅっと臨海のものを締め付ける
「何が駄目?止めてほしい?」
「あ、はっ…んぅ、ふぇ?」
今までの激しく突き上げる律動を止めると抜けるか抜けないかのギリギリを擦り付けて焦らす
「っあぅ、ひぁ…んっ嫌、それいやぁ」
「どうしてほしいの?言うまで止めないよ?」
「そんなのっ…言えなぃ」
「じゃあ達することもできないままこのままだな」
「ずるぃ、は…っんう」
「ちゃんと言ってくれないと分かんないよ?」
「ッ!うぁ、は…」
臨海の質問に口ごもってしまう啓はもどかしさで休めることなく続く律動に高揚感が止まらない
「啓」
「っふぁ!!あッッ」
「啓…名前呼んでイくなんて、敏感だね」
「意地悪っ」
「啓が初々しいから苛めたくなるんだよ」
「そんなん理由になんねぇよ…っ」
呆れたように視線を逸らす啓を柔らかく抱き締める
「なにっ」
「脈速いなぁと思って…」
「最悪、バカ」
「何を期待してたのかな」
「なんもしてない!」
「可愛いよ、啓…可愛い」
「バカだろ本当…可愛いなんか言われたことねぇよ」
「当たり前だろ?俺だけが知ってればそれでいんだよ」
「っ」
この人の言葉ひとつひとつに反応してしまう俺ってほんと子供だよな…
優しく抱き締める臨海の真意に胸の心拍数が上昇しっぱなしの啓は回された腕にそっと触れる
「なんで、好きになったんだろ…」
「ん?なんか言った?」
「なんも言ってねぇ!離せ」
「色気ねぇの」
囁くように小さな声で落とした言葉が拾われそうになるものの気付かれずホッとする
「啓…」
「なに?」
「明日も来いよ、ココに」
「な、なんでっ」
「一緒にいたい、だけだと駄目?」
「アンタの口からそんな言葉でるんだな」
「んー、そりゃ出るだろうよ石じゃねんだから」
「ふーん」
臨海の発言に戸惑うも視線を反らし顔を赤らめる啓は嬉しそうに口元を弛ませる
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 13