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『ゆうと君はタカのこと、好きかしら?』
いつかの洋子さんの言葉が頭に浮かぶ。
俺は・・・タカさんのことを・・・。
どう思ってる?
自分の気持ちを、今までも考えたことはあった。
けど認めたくなくて、考えないようにして・・・答えを出さずにいた、俺の気持ち。
「好き、ってことになんのかな・・・」
本当はわかっていたんだと思う。
初めて抱かれてから、その後も拒むことなく流されるままにタカさんに身を委ねていたこと。
洋子さんに嫉妬したこと。
・・・それも何度も。
その醜く汚い感情を・・・俺は認めたくなくて、その気持ちに蓋をして、自棄になってタカさんを求め抱かれたりもした。
昨日だってあんなことをされたのに、俺はタカさんを嫌うどころか怒ってすらいない・・・。
どれもこれも、俺がタカさんを好きだからと考えれば、全て合点がいく。
認めてしまえば、すんなりと受け入れられるその気持ち。
俺はタカさんのことが好き。
タカさんの好きなところは考え出したらキリがない。
なんでだろ。
感情が高ぶったせいだろうか・・・涙が流れた。
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