アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
「さぁ、目を閉じて」
優しく囁くタカさんの声に従うと、アイマスクをつけられる。
妥協を許さないタカさんらしく、良くはわからないが専用の物なのか、つけると視覚を完全にシャットアウトされ、目の前には暗闇がどこまでも広がる。
「イイコだ」
低く掠れたタカさんの艶っぽい声が耳に心地よく響き、優しく頭を撫でられると、不安を感じていた俺は安堵する。
「あっ・・・」
胸の尖りを、舐められる感触。
いきなりのことでびっくりはしたが、いつもどおりのタカさんの愛撫に、これなら普段のセックスとさほど変わらないと、俺は少しほっとした。
だが、それは俺の思い違いで・・・。
「ふっ・・・んっ・・・あぅ・・・っ」
見えないタカさんの手は、俺を翻弄して・・・。
「あんっ・・・んんっ、うぁ・・・っ」
フェザータッチであちこちを撫でられる度に俺はあられもなく身を捩り、溢れ出る声を押さえることが出来ない。
「やっ・・・タカさ、なんか・・・っ」
「いつもと違う感じがする?ゆうと、人間の知覚情報はほぼ視覚に頼ってる。それを遮断してやれば、自然と皮膚感覚はいつも以上に敏感になるんだよ。要するに、感じやすくなる」
「・・・っ」
なんだ、それ。
そんなの、知らない。
けれど、見えないぶん確かにいつも以上にタカさんの言う通り感覚は研ぎ澄まされ、ただ触れられただけでも痺れるように甘い愉悦が体中を駆け巡る。
「ふっ・・・タカさんっ」
やだ、こんな・・・。
ただでさえ、普段からタカさんの愛撫に馴らされ感じやすいカラダになってしまっているのに、今の俺の体はどこもかしこも性感帯になってしまったかのように熱くたぎり、甘く痺れる。
俺を責めるタカさんの手が、唇が、普段は愛しいその愛撫が、目を隠されるというだけでこうも変わってしまうなんて。
次にその手はどこへ伸ばされるのか、何をされるのかわからない無防備な状態で受けるそれが、こんなにも強烈な快感を与えるなんて・・・。
「タカさんっ。・・・あぁん・・・やぁ、あっ、んぁ・・・あぅ・・・っ」
俺はただ、もたらされる悦楽に身を委ね喘ぐしかなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 354