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リビングで2人手を繋いでソファーに座り、立花が気付く
『俺のクッションは?捨てた?』
「あぁ…捨ててない」
部屋のにある袋を指さすと、立花は笑った。
『捨てていいって言ったのに。言われても捨てらんなかったんだ?』
「煩ぇな」
『お前、俺の事…大好きなんだな』
「大好きとか…恥ずかしさ凄ぇな」
立花は俺の顔を見て八重歯を見せて笑う
『そういえば、今日クリスマスイブだよな』
「あ?そんなの忘れてたわ」
『ケーキでも買いに行く?お前の金で』
「店、閉まってるだろ」
『…コンビニなら開いてる』
「いや…しばらくコンビニはいいわ」
困った様に苦笑する俺を立花は笑って
『じゃぁ…明日起きたら一緒に買いに行こうぜ。喧嘩のお詫びにホールケーキ買って食わせろよ、莓がたくさんのやつな』
「わかった、明日な」
切れかけた糸がまた繋がれた様に俺達は手を繋ぎなおした。
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