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「何だ、それ、結局したの? してないの?どっちだよっ」
って佐々木は笑ってた。
なるほど、忘れちゃうわけだ。
学校も終わり、家に帰って着替えてたら、インターホンが鳴った。
出てみたら、そこに立っていたのは立花で、俺に、スッと手を出して
『昨日、お前ん家に生徒手帳忘れたから返せ』
あ?
あぁ、そういえば、制服を乾燥機に入れた時に胸ポケットから出したんだっけ…
「探すから、中入れよ」
えっ!?
って顔したけど、立花は渋々入ってきて、ソファーにチョコンと座り
『草野、ココア飲みたい』
すげぇ偉そう…
でも、ココア入れてやったら、両手でカップを持って、フーフーしながら飲む姿は可愛い…
『何見てんだよ、さっさと探せ』
やっぱり口は悪い。
生徒手帳はあっさり見つかって、受け取った立花は、すぐに立ち上がり、帰ろうとした。
「それ、ココア、飲み終わってから帰れよ」
そう言った俺を、立花は不思議そうに見て、またソファーに座った。
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