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クソうかつだった、まさか草野の膝枕で寝てしまうなんて…
でも、俺はいつから草野の膝枕で寝てたわけ?
俺は時計を見ると、11時30分過ぎていた…
俺…2時間以上も膝枕…。
草野、文句も言わずに…意外と優しい…かも?
いや、ときめいたりしてないから、意外と優しいとか知ったくらいじゃ俺、ときめかないからね。
「昼飯、何食う?外出るか?」
『え?一緒に?』
「一緒にいるのに何でわざわざ別々に昼飯食いに行くんだよ、アホか」
外…外にご飯…2人でご飯…何かそれって、デートみたいじゃねーか。
『し…仕方ないから、一緒に行ってやってもいいけど?』
俺が上から目線で言うと、草野はフッと笑って
「じゃぁ、行くか」
そう、優しく言った。
だからっ!
何それ、その笑いかた!
別にドキドキとかしないけど、いつもと違って何か変だって!
全然ときめかないけど、ドキドキとかないけど。
あるわけないけど!
何か、俺の心臓に悪い。
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