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『午前二時のお迎え』#シュガジン
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#BTSで妄想 #シュガジン #sugajin
※BL注意/苦情は受け付けておりません
『午前二時のお迎え』
コンコン
作業室の扉が控えめにノックされる。ちょうど音はヘッドホンから流れてはいなかったので聞こえていたのだが、わざと返事はしない。
少ししてから、またノックがされる。それも無視しているとひょっこりソクジニひょんが顔を出す。
「ユンギ〜ユンギやぁ〜?」
言いながら、背中からハグされる。僕の目線は作曲中の画面から離れない。
「もう寝た方がいいよ?昨日も一昨日もほぼ徹夜だったでしょ?」
「ん〜あと少しだけ......」
「だ〜めっ!」
ソクジニひょんから目隠しをされて視界を奪われる。全く、こんなかわいいことが出来るのに最年長だとはとても思えない。
「はい終わり〜!ねぇ、これどうやって消すの?」
少し甘えた口調。僕しか知らないソクジニひょん。長兄としてなかなか甘える場所がなくて、こうやって世話を焼いているように見えて、実は甘えてきているソクジニひょんはなかなか可愛い。
「ふぅ〜、んじゃ今日はここまでで、保存したら部屋戻るので先に寝ててください」
そう言うとギュッと覆い被さるように後ろから抱き付いてくる。
「ソクジニひょん、重い......」
「絶対帰ってこないから、一緒にじゃないとこの部屋でないもん!」
もんって、僕と二人きりの時だけに出る可愛い語尾に後ろから見えてないだろう本人に気付かれないようニヤリとする。
データを保存し、PCの電源を切る。するとグイグイ腕を引っ張って、同室のドアを開く。冷たい部屋の空気に身震いすると、布団に押し込まれる。
「はい、おやすみ〜!」
長兄の役割を果たせて嬉しいのか、にっこり微笑むひょんの腕をひいた。
「布団冷たいの嫌なんですよね」
驚いた顔をして、も〜しょうがないなぁと広い肩幅に包まれる。ブランケットを肩までかぶって、ソクジニひょんの胸元に顔を擦り付ける。広い肩幅とは対照的にキュッとくびれた腰を抱き寄せると、慌てた声で名前を呼ばれたが眠ったふりをしてまた無視をした。髪を撫でられる感触がして、しばらくすると寝息が聞こえてきた。
顔を動かしてひょんの顔を見つめると整っていて妙に色気がある顔で寝ている。身体を離し、ひょんの腕の中から抜け出す。するとひょんが無意識にイヤイヤするようにくっついてきた。肩を抱いて、抱きしめる格好になるとようやく落ち着いたのか、さっきより深い寝息を立て始めた。
この行為が何を指すのか、僕はとっくに自分の気持ちには気付いている。あとはソクジニひょんが自覚してくれるのをただ待つだけ。少しずつ少しずつ、甘えさせて蕩かして、立場を逆転させて、離れられないようにしてやるよ。クスリと先を思って、笑みがこぼれた。
Next……⁈
2015/11/19『午前二時のお迎え』
※BL注意 #BTSで妄想
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