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なんでそんなに.....
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「ごめん、仁科の気持ちには答えらんない」
「......」
俺はノーマルだし、付き合うなら柔らかくて可愛い女の子がいい。
今までもそうだったようにこれからも変わるつもりはない。
正直言って自分より背が高くてガタイもいい仁科と付き合うなんてことは考えられない、
考えたくない。
「分かってる。」
ぼそっと俺に聞こえるか聞こえないかの声で呟く。
「好きになって欲しいとは言わない。
だから、
好きにさせる。」
「え.....」
「綾瀬を諦めるつもりはない。
今は駄目でもこれから俺を好きにさせる。」
真っ直ぐに、
真剣に俺を見つめる姿に冗談じゃないなんてことはすぐに分かった。
これ、俺が男じゃなかったら惚れてるぞ絶対。
「なんでそんなに.....」
「好きだから、
綾瀬が好きだから。」
コイツには恥じらいはないのか。
照れるだろこんな街中で。
幸い人には見られてないけれど。
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