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えっと....
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◆
真面目にノートをとったり居眠りしているうちに
時間はあっという間に放課後を迎えていた。
教室では部活に行く者、
残って勉強をする者、
そのまま家に帰る者、
とそれぞれが自分の今後の予定を遂行するのだった。
かくいう俺は特に部活にも所属していないし、
習い事もあるわけでもなくて学校が終われば大抵友達と遊び明かしている。
「綾瀬ー!あたしたち今日この後カラオケ行くんだけど、一緒にどう?」
クラスでも一際派手な女子が
さらに派手な女子を連れて俺に問いかける。
こんなのもいつもの光景。
「あー、えっと....」
少し言葉を濁しながら返答する。
いつもの俺ならこんなふうに迷うことはなく、
問いかけに応じていただろうが今は違う。
「今日は遠慮しとくわ...先週も行ったし、金やばいんだよね」
「うっそ、マジ?綾瀬が断るなんてめっずらしいの~」
先週も行ったっていうのは本当。
お金はまぁ、
やばくはないんだが。
女子は口々につまんなーいとか言っているが
こっちには先約が出来てしまっているので仕方がない。
しかもその先約のほうが大変厄介だ。
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