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行ってみたい。
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「えっ今から!?」
「あぁ、駄目か....?」
意外すぎてびっくりした。
なんでがま口財布なんだとか、
つっこみたいところは沢山あるが、
なにより仁科の口からマ○クという言葉が出てくるとは思いもしなかった。
依然として仁科は目をキラキラさせて俺に教えを乞うように見つめてくる。
この様子だともしかして....
「仁科、マ○ク行ったことないのか...?」
頭をこくんと縦に揺らし俺の問いに反応する。
金持ちはファーストフード店には行かないとはよく聞くけれど、
まさかこんな身近に少数派が居るとは....
いや仁科が金持ちなのかはしらないけど。
まぁ逆に仁科がマ○クに通っていても驚くが。
「だから、行ってみたい。綾瀬と一緒に」
綾瀬ならよく知ってるだろう、
といったところか。
まぁ駅前のマ○クは割と常連だしよくは知っている。
「駄目なら....諦める」
少し悲しそうな表情の仁科はまるで大型犬みたいで、
耳としっぽが残念そうに垂れ下がっているのが見えるような気がした。
「わ、わかったよ...俺も別にこの後予定ねえし...」
「本当か....!」
一気に仁科の周りに花が咲いたように見えた。
.......無表情だけれど。
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