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布が擦れるのが、やけに耳に響く。そこに、吐息が入っているのがなんとも卑猥な雰囲気で。
「あ、……」
前を寛がせれば、スラックスはストンと落ちていった。露わになった馨の下着は、前がふっくらと膨らんでいる。
「やらしー。勃ってる」
帝にそう言われ、馨は羞恥で涙が出そうになった。もじ、と膨らみをもったそこを隠すように太腿を擦り合わせると、
「だーめ」
と、帝の手が太腿の間に割り込み、脚を開かされた。
そのまま太腿を舐めるように撫でられた後、するりと手は上に滑っていき、ついには下着へとたどり着く。双玉から竿へ。そして、全体を包み込むように。布越しに性器を揉まれて、先端が濡れるのが手に取るようにわかる。
「ぁっぁっ」
羞恥心が増すことばかりなのに、どこか興奮している自分がいて。好きな人に触られる。それが、馨の身体をいつも以上に熱くさせていく。
気づけば、馨は帝の手のリズムに合わせて、腰をくねらせていた。下着も先走りでシミができていて。
「み、帝……」
「ん?」
「……出そう、だから……脱がして……」
一瞬、目を丸くした帝だが、すぐにふっと笑って馨に口づけを落とす。それは了解の合図だったようで、唇が離れる頃には下着が床に落ちていた。
「机、座って。ここ、片足乗っけて。手は後ろ」
足元に溜まったスラックスや下着を抜き取って、帝の言葉や手に誘導される。すると、帝の前で大きく脚を開く形になって、まるで、帝に蜜が零れているソコを見せつけているような体勢になった。
「帝……んっ」
また、キス。
「ん、ふ……っ、んんっ」
ぐっしょり濡れた性器を扱かれて、甘ったるい声が鼻を通る。
クチュクチュと奏でる水音は、深い口づけからなのか、手淫からなのか。
「はっ……や、あ……いく、イク」
絶頂を極める中で、頭がぼうっとしていた馨には、もうどうでもよかった。
そんな中だからこそ、気づくのが遅れたことは沢山ある。
帝から唇を解放されていたこととか、自分の性器から帝の手が離れていたこととか。
「えっ!? ちょ、待って……あっあっ、だめ!」
帝の顔がいつの間にか股間に移動していて、ぱくり、と性器を咥えられたこととか。
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