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お隣さんってやつ scene小野寺
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今日は入学式
新しい制服に身を包み
新しい靴を履き
俺は家から出た…
玄関の前に人影
「斗太! おっせーよ出てくんの」
そう俺に言ってきたのは
俺ん家のお隣さん
佐々木 鈴
こいつと俺は生まれた時からお隣さん、親同士も仲良しだから何でも一緒にやらされたし、何でも一緒にやった、毎日一緒にいた。
まぁ、幼馴染みってやつ
もちろん高校受験は…迷わず俺達は同じ高校を選んだ。
俺は鈴に笑って
「わりー、寝坊した」
そう言って、2人歩き出した
新しい学校
新しい教室
教室の入り口には1年A組のプレート
騒がしく落ち着きのない教室の中
周りを見渡せば
こんなに騒がしい中でも、大人しく座ってる奴
来たばかりだというのに机に顔を伏せて寝ている奴
何故か叫んでる奴
キョロキョロ、ソワソワしてる奴
女子の携帯番号を聞きまくってる奴
色んな奴らがいるこの1年A組が俺と鈴のクラス
「同じクラスで良かったな!」
鈴がそう言って笑ってた
しばらくして、クラスの担任が教室に入ってきた
担任の先生はスーツを着ないと学生に間違えられるんじゃないかと思う様な風貌でビックリ
騒がしい生徒を一喝する姿は風貌からは想像つかない恐さで、これもまたビックリ
やっと大人しくなった生徒たちに先生が今日1日の流れを色々と説明をして、30分後、式が始まるから、体育館に移動する様に指示された
正直ダルい
式とかたいした事しないだろ
どうせ校長の長話しかないんだから
めんどくせぇ…
サボろう、そう思って鈴に目をやると
「サボる? 俺、式めんどくせぇ、斗太サボる?」
さすが俺の長年の相棒
わかってらっしゃる
「サボろうぜ」
そう言って2人は、担任がいなくなった後、トイレに行くフリをして教室を抜け出した
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