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柊くんとお話 3
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「…で?何でそれを僕に話すの?」
「ヒナくん、いーつも梶のこと見とるやろ?……この話、気にならんと?てか、知っとったような顔やね?」
――――っ、こいつ、僕を疑ってる…?
「なぁ、もしかしてヒナくんが」
あーもー‼︎こいつに言われるなら僕が言う‼︎もう言っちゃう‼︎
「梶に告白したんと」
「僕はアキちゃんのことが好き。だから告白した。」
そしてお前は僕の敵だ。
柊くんはくっくっと笑い出して、
「へーえ?これは驚きやな?女子からも男子からもモッテモテなヒナくんが告白か」
嘘つけ。驚いてないでしょ。笑ってるでしょ。そして僕って男子からも好かれてたんだ。初めて知ったよ。
「で?柊くんは何でアキちゃんに恋人ができて欲しくないわけ?事と場合によっては…」
しまった、心の声でDisらなきゃ。かわいい雛野くんの印象がっ
「ヒナくんて意外と怖いなぁ。腹黒?まぁええわ。梶のこと聞きたいんやな?まぁ、梶って何か…見た目あんなんやけどカッコええやん?でも純粋やん?」
やけん心配なんよ、と柊くんは話した。まぁ、心配なのはわかる。アキちゃん天使だし?
「さ、話は以上や。話せてよかったで」
「そ、僕は最悪」
短い話の中でわかったことは柊くんが敵だってこととアキちゃんが天使だっていうことだけ。
「ヒナくん腹黒ってわかってから自分に態度酷ーない?自分、泣きそうやでー」
「別に。じゃあね。HRあるし僕は帰るよ」
柊くんは僕に真面目やな、と言ってそのまま屋上に居座った。サボる気だこいつ。
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