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返事は アキ目線
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※アキ目線
――昔からヒナは人見知りせず、誰とでもフレンドリーに接することができた。俺はそんなヒナが羨ましかった、憧れていた。
ヒナとは家も近く、昔からよく遊んでいた。ただ、中学に上がってからはそれぞれ付き合う友達も違って、自然とお互い離れていった。高校に入ってからは言葉も交わさなくなっていた。
2年になると、ヒナと同じクラスになった。ヒナは先生達からの信頼もあって、周りにはいつも誰かしらがいる。いわば人気者だ。対して僕らはやんちゃなグループにいて。
「あー、なんでこうなっちまったんだろうな」
昔はあんなに仲が良かったのに今はこんなにも違う。
最初はヒナともちょくちょく目は合っていたが、何だかそれが俺には、見下されているような気がして、たまらなく……嫌だった。
ヒナはそんな奴じゃない
分かってるのに。どうしても…目を合わせるのが嫌になったんだ。…俺はサボることが増えた。そうすればヒナの目を見なくて済む。
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